熊本県の地震:日本に住んでいるときに地震にあったら
2026年7月28日の午後4時27分、熊本県で大きな地震がありました。
この記事の要点
- 逃げる知らせに「警戒レベル」があります。「レベル4」が出たら、すぐ逃げてください。
- 逃げても、仕事に行くことができなくても、それだけで在留資格<=外国人が日本でできること>は悪くなりません。
- 在留カードをなくしても、新しいカードをもらうことができます。お金は要りません。
- あなたの国の言葉で相談することができるところがあります。
1. まず、自分の安全を守ります
- 揺れが止まっても、また地震が来るかもしれません。1週間、気をつけてください。
- 役所の人や、まわりの人が「逃げてください」と言ったら、すぐ逃げてください。
- 在留カードや紙を探して、逃げるのが遅くならないようにしてください。在留カードは、あとで新しいものをもらうことができます。
- 海や川の近くにいるとき、強い揺れを感じたら、すぐ海と川から離れてください。
- 火を消してください。
- 割れたガラスで、けがをしないようにしてください。
2. 今回の地震
| 何 | 内容 |
|---|---|
| 日 | 2026年7月28日 |
| 時間 | 午後4時27分 |
| 場所 | 熊本県熊本地方(宇城市と氷川町) |
| 地震の大きさ | マグニチュード7.1<=地震そのものの大きさを表す数字> |
| 一番強い揺れ | 震度7<=揺れの強さを表す数字。0から7まであります。7が一番強いです> |
| 津波 | 気象庁が有明海と八代海に津波注意報<=海の水が高くなるという知らせ>を出しました。同じ日の午後6時10分に、なくなりました。 |
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地震のあと、小さい地震が100回以上ありました。これを余震<=後から来る地震>と言います。気象庁は「これから1週間、大きな地震に気をつけてください」と言っています。
政府は、けがをした人がいること、建物と道路が壊れたことを発表しました。今、警察と消防が人を助ける仕事をしています。
けがをした人の数と、逃げている人の数は、毎日変わります。この記事の数字は、書いた日の数字です。新しいことは、下の「7. 相談することができるところ」で見てください。
3. 「逃げてください」の知らせの意味
日本では、逃げる知らせを5つの「警戒レベル」で出します。数字が大きいほど、危ないです。住んでいるまちの役所が出します。
- レベル1・レベル2:気象庁が出す知らせです。逃げる道を調べておきます。
- レベル3「高齢者等避難」:次の人は、ここで逃げます。
- お年寄り
- 体が不自由な人
- 赤ちゃんがおなかにいる人
- 小さい子どもと一緒にいる人
- レベル4「避難指示」:危ない場所にいる人は、全員逃げます。ここで逃げ終わってください。
- レベル5「緊急安全確保」:もう災害が起きています。安全に逃げることができないかもしれません。今いる場所で、一番安全なことをしてください。
レベル4が出たら、すぐ逃げてください。レベル5になってからでは、逃げることができないかもしれません。
前は「避難勧告」という言葉もありました。2021年に、この言葉はなくなりました。今は「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」の3つだけです。
4. 在留カードをなくしたとき
逃げるとき、在留カードを家に置いてきた人がいると思います。なくした人もいると思います。新しい在留カードをもらうことができます。これを再交付<=新しいカードをもらうこと>と言います。
- いつまでに:なくしたことが分かった日から14日以内です。14日を過ぎたときは、理由を書いた紙が要ります。
- だれが:あなた(16歳以上)です。16歳より下の人と、体の具合が悪い人は、家族が代わりに行くことができます。
- どこで:あなたが住んでいるところの入管<=出入国在留管理庁の窓口>です。ただし、逃げていて家に帰ることができないときは、今いる場所の入管で申請することができます(下の「6. 仕事と在留の手続き」の追記を見てください)。
- 持っていくもの:
- 申請書<=入管でもらうことができる紙>
- 顔の写真 1枚
- パスポート
- なくしたとき・盗まれたとき:警察に届けた番号
- 地震で壊れたとき:り災証明書(下の「5」を見てください)
- お金:要りません。
- 時間:平日の午前9時から昼の12時まで、午後1時から午後4時までです。
- いつもらうことができるか:多くの場合、その日にもらうことができます。
5. り災証明書
住んでいる家や部屋が壊れたときは、り災証明書<=家が壊れたことを役所が証明する紙>をもらうことができます。
- どこで:住んでいるまちの役所です。
- 何に使うか:国や県からお金の助けをもらうとき、在留カードの再交付をするときに使います。
- だれがもらうことができるか:全員です。国籍と在留資格は関係ありません。
もらう場所と持っていくものは、まちによって違います。住んでいるまちの役所で聞いてください。
6. 仕事と在留の手続き
逃げても、会社や実習をする場所が壊れて働くことができなくなっても、それだけで在留資格は悪くなりません。落ち着いたら、次のことをしてください。
- 会社、監理団体<=技能実習生を受け入れる会社を指導する団体>、送り出し機関<=あなたの国で、日本で働く人を送り出す会社>に、今どこにいるかを伝えます。
- 在留カードの期限が近いときは、出入国在留管理庁の発表を見ます。
2024年の能登半島地震のとき、出入国在留管理庁は期間を決めて、次のことをしました。
- 逃げて家に帰ることができない人が、逃げた場所の入管で手続きをすることができるようにしました。
- 災害救助法<=大きな災害のときに国が使う法律>を使ったまちに住んでいて、働く在留資格を持つ人が、条件に合えば3か月まで別の仕事をすることができるようにしました。
- 実習をする会社が壊れた技能実習生が、その会社を直す仕事をするとき、資格外活動許可<=今の在留資格でできない仕事をするときにもらう許可>が要らないようにしました。
これは2024年の地震のときのことです。期間も決まっていました。今回の熊本の地震については、下の追記を見てください。
2026年7月、出入国在留管理庁は「令和8年熊本地震」について、在留の申請<=在留資格の変更や更新などの手続き>について次のことを発表しました。
- 在留期間を過ぎてしまったとき:被災したために在留期間のうちに申請ができなかった人は、期間を過ぎていても手続きをすることができます。近くの入管に相談してください。
- 申請する入管について:被災して、住んでいるところから一時的に移動・避難した人は、今いる場所の入管で申請することができます。住んでいるところの入管まで戻る必要はありません。
詳しいことは、出入国在留管理庁のお知らせ(PDF)を見てください。
7. 相談することができるところ
- 気象庁<=地震と津波の知らせを出す国の役所>
- 住んでいるまちの役所のホームページ<=逃げる場所と、逃げる知らせが出るところ>
- NHK NEWS WEB EASY<=やさしい日本語のニュース>
- 熊本県 多言語コールセンター<=22の言葉で話すことができる電話。24時間、いつでも使うことができます。病院で言葉が分からないときに使ってください>
- 出入国在留管理庁<=外国人が日本にいるための手続きをする国の役所。今回の地震で特別なことが決まったら、ここで発表します>
- 外国人技能実習機構(OTIT) 母国語相談<=技能実習のことを、あなたの国の言葉で相談することができるところ。お金は要りません>
- 外国人在留支援センター(FRESC)<=在留の手続きと、毎日の生活のことを相談することができるところ>
- 大きな災害のときは、都道府県や自治体国際化協会(CLAIR)<=県や市の国際交流を助ける団体>が「災害時多言語支援センター」を作って、いろいろな言葉で生活の情報を出すことがあります。
まとめ
- 2026年7月28日、熊本県で震度7の地震がありました。津波注意報は同じ日になくなりました。1週間、余震に気をつけてください。
- 逃げる知らせは5つの「警戒レベル」で出ます。レベル4「避難指示」が出たら、すぐ逃げてください。
- 逃げること、り災証明書をもらうこと、在留カードの再交付に、国籍と在留資格は関係ありません。
- 出入国在留管理庁は、在留期間を過ぎても手続きができること、今いる場所の入管で申請できることを発表しました。詳しいことは「6. 仕事と在留の手続き」の追記を見てください。
- あなたの国の言葉で相談することができるところがあります。
お金や契約のことで不安があるときは、母国語で相談できる公的な窓口があります。相談は無料です。まず、話してみるところからで大丈夫です。
外国人技能実習機構(OTIT) 母国語相談(ベトナム語)Tiếng Việt外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)Tiếng Việt出典
- 首相官邸「熊本県熊本地方を震源とする地震についての会見」www.kantei.go.jp/jp/105/statement/2026/0728kaiken.html(取得 2026-07-29)
- 防災科学技術研究所(強震観測網)「令和8年熊本地震による強震動」www.kyoshin.bosai.go.jp/ja/topics/20260728162700/(取得 2026-07-29)
- NHKニュース「熊本で震度7 地震活動活発 同程度の地震に1週間ほど注意を」news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015189251000(取得 2026-07-29)
- ウェザーニュース「有明・八代海の津波注意報はすべて解除」weathernews.jp/news/202607/280251/(取得 2026-07-29)
- 熊本県「熊本県24時間多言語コールセンターの運用について」www.pref.kumamoto.jp/soshiki/42/51667.html(取得 2026-07-29)
- 首相官邸「防災気象情報と警戒レベル」www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/keihou.html(取得 2026-07-29)
- 出入国在留管理庁「在留カードの紛失等による再交付」www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/nyuukokukanri10_00010.html(取得 2026-07-29)
- 出入国在留管理庁「令和6年能登半島地震の影響による在留諸申請の取扱いについて」www.moj.go.jp/isa/10_00182.html(取得 2026-07-29)
- 出入国在留管理庁「令和8年熊本地震に伴う在留諸申請の取扱いについて」www.moj.go.jp/isa/content/001467676.pdf(取得 2026-07-30)
更新 2026-07-30/次回見直し 2026-08-15。 内容は変動する可能性があります。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の判断は上記の相談窓口へ。