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【2027年度から】育成就労の業界一覧:受入れ枠・倍率・特定技能2号への道

入国前更新 2026-07-28 ・ 読了 約8分

どの業界を選ぶかで、その後の道のりはだいぶ変わります。ここでは「いま人手不足かどうか」だけでなく、「受入れの枠がどれくらいあるか」「長く働き続ける道(特定技能2号)が今のところあるか」を、2026年1月23日に閣議決定された分野別運用方針の数字で並べました。

この記事の要点

この2つの数字を選んだ理由

「人手不足の度合い(有効求人倍率)」は、業界紹介でよく使われる数字です。ですが、これは「いま入りやすいか」を示すだけで、入った後どれだけ長く働き続けられるかとは別の話です。

そこで、ここでは別の2つを軸にしました。

なお、有効求人倍率も参考として各分野に載せています。ただし分野ごとに対象(分野全体か、特定の職種かなど)や調べた時期がまちまちで、建設・物流倉庫のように運用方針の本文に数値そのものが載っていない分野もあります。単純に並べて比較できる数字ではないため、色分けには使っていません。

棒の長さは育成就労の受入れ枠(2年間の上限)の平方根に比例します。分野間の差が最大247倍あるため、実際の差はここに見える以上に大きいです。

色(特定技能2号 あり)は、その分野で在留の更新に上限がなく、配偶者・子を呼べる道が今のところあるかどうかを示します。特定技能2号の対象外でも、分野によっては別の在留資格で長く働ける道がある場合があります。

01建設

特定技能2号 あり
123,500人(育成就労・2年間の上限)
倍率 建設労働需給調査で把握(倍率の記載なし)
技能実習から続く区分 3/新設 0
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02工業製品製造業

特定技能2号 あり
119,700人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.81倍・分野に係る職種(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 14/新設 3
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03飲食料品製造業

特定技能2号 あり
61,400人(育成就労・2年間の上限)
倍率 都市部2.40倍/地方部3.71倍
技能実習から続く区分 2/新設 0

04介護

特定技能2号 なし
33,800人(育成就労・2年間の上限)
倍率 4.08倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0
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05農業

特定技能2号 あり
26,300人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.03倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 2/新設 0

06造船・舶用工業

特定技能2号 あり
13,500人(育成就労・2年間の上限)
倍率 4.43倍・主な職種(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 3/新設 0

07自動車整備

特定技能2号 あり
9,900人(育成就労・2年間の上限)
倍率 5.09倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 1

08ビルクリーニング

特定技能2号 あり
7,300人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.34倍・職種「ビル・建物清掃員」(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0

09物流倉庫

特定技能2号 なし
6,900人(育成就労・2年間の上限)
倍率 求人数/応募人数2.54(令和6年1〜12月)で把握(倍率の記載なし)
技能実習から続く区分 0/新設 1(新設分野)

10外食業

特定技能2号 あり
5,300人(育成就労・2年間の上限)
倍率 4.15倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0
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11宿泊

特定技能2号 あり
5,200人(育成就労・2年間の上限)
倍率 4.71倍・分野の職種(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0

12資源循環

特定技能2号 なし
3,600人(育成就労・2年間の上限)
倍率 5.35倍・廃棄物処理業(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 0/新設 1(新設分野)

13リネンサプライ

特定技能2号 なし
3,400人(育成就労・2年間の上限)
倍率 3.71倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0(新設分野)

14漁業

特定技能2号 あり
2,600人(育成就労・2年間の上限)
倍率 沖合・遠洋漁業6.54倍(船員職業安定年報)/沿岸漁業1.38倍/養殖業2.07倍
技能実習から続く区分 2/新設 0

15木材産業

特定技能2号 なし
2,200人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.61倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0

16鉄道

特定技能2号 なし
1,100人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.6倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 2/新設 4

17林業

特定技能2号 なし
500人(育成就労・2年間の上限)
倍率 2.25倍(全職業平均1.25倍)
技能実習から続く区分 1/新設 0

育成就労の対象外(特定技能のみの2分野)

航空・自動車運送業は特定技能はあるが育成就労の対象外です。技能実習からの継続ルートがなく、この2分野を目指す場合は別の入り方を確認する必要があります。

航空特定技能1号 4,900人(5年)・特定技能2号あり
自動車運送業特定技能1号 22,100人(5年)

技能実習から続く区分・新設された区分について

育成就労は技能実習をそのまま置き換えるわけではありません。分野の中には、技能実習の職種がそのまま「業務区分」として続く区分もあれば、対応する技能実習職種がなく、育成就労で新たに設けられた区分もあります。

上の一覧の「技能実習から続く区分/新設」がこれにあたります。たとえば鉄道は6区分中4区分(電気設備整備・車両製造・運輸係員・駅清掃)が新設で、いま技能実習で働いている人がそのまま移れる区分は多くありません。逆に建設・工業製品製造業のように大半が技能実習からの継続である分野もあります。

制度の全体像はこちら

技能実習・育成就労・送出機関・監理団体の関係の基本は、別記事「技能実習・育成就労ってなに?」にまとめています。分野を選ぶ前に、まず制度そのものを知っておくと理解しやすくなります。

まとめ

すでに技能実習で働いていて、修了後にどの分野へ移れるかを調べたい場合は、「技能実習のあと特定技能へ移れるか」で職種ごとの対応表と試験免除の範囲を確認できます。

分野を決めたら、次はその中でどの送出機関・監理団体を選ぶかです。契約する前に、送り出し機関を確認するで公的なリストと照合し、お金で見る、日本での1年目で費用の相場感もあわせて確認しておくと安心です。

困ったときの相談先

お金や契約のことで不安があるときは、母国語で相談できる公的な窓口があります。相談は無料です。まず、話してみるところからで大丈夫です。

外国人技能実習機構(OTIT) 母国語相談(ベトナム語)Tiếng Việt外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)Tiếng Việt

出典

  1. 出入国在留管理庁・厚生労働省「育成就労制度の受入れ対象分野/育成イメージ(資料1-3)」www.moj.go.jp/isa/content/001445024.pdf(取得 2026-07-28)
  2. 出入国在留管理庁「特定技能・育成就労の基本方針及び分野別運用方針(19分野・2026年1月23日閣議決定)」www.moj.go.jp/isa/03_00169.html(取得 2026-07-28)

更新 2026-07-28/次回見直し 2027-03-01。 内容は変動する可能性があります。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の判断は上記の相談窓口へ。